広島県廿日市市にあるラレヴのオーナーインタビューです。

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【営業時間】 9:00~19:00
【定 休 日】 月曜日

Le Reve

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オーナーインタビュー

美容師になられたきっかけ、美容室への就職についてお聞かせください。

高校生のときに通っていたヘアサロンのオーナーから誘われたのを機に、この世界に足を踏み入れました。美容師という職業は、一見服装も髪型も自由で、カッコよくて、モテそうと思われがちですが、お客様に見えていないところでは真逆の世界。休みもなく練習練習の毎日にくじけそうになることもありましたが、逃げるのが嫌いな性格もあって乗り切ることができました。
そんなこんなで5年間勤務して、もっと美容師として成長したい…と考えたとき「アメリカのNYに行こう」と。業界誌で特集されている有名スタイリストの方々は揃って渡米・渡英経験があり、行けば何かが変わるかなと思いました。

結果として知人の紹介で、ロサンゼルスで3年間働かせてもらった経験が大きな自信に繋がりました。

ロサンゼルスでのサロンワークで得られたことを教えてください。

欧米人の方たちって頭の形がよく、髪の毛が非常に細いので、まっすぐにカットするだけでサマになるんですよね。そうはいかないのが東洋人。絶壁な上にクセ毛なので、そのウィークポイントを改善するために、さまざまなテクニックが要されます。それもあってか日本の美容師は、技術面では世界的に見てもトップクラス。また技術に加え、日本特有の「おもてなしの心」による接客で、最高のサービスをお客様に提供する事ができるのは、日本の美容師だと考えます。
逆に私が足りないと感じたのはセンス。欧米人の美容師たちは、いろんな角度から発想を得て、ヘアスタイルに落とし込んでいるのが印象的で、とても参考になりました。私ももちろんですが、今の技術にもっとセンスを兼ね備えたら、鬼に金棒だと思います。

その後、帰国されてラレヴをオープンされたんですね。

正式には帰国後、広島県内の大手ヘアサロンで2年半勤務した後、地元の廿日市市にお店を構えました。開業時に重きを置いたのは“笑顔と元気を与える場所”であること。実は、アメリカ留学時にビザの関係で一時帰国をしたのですが、当時日本経済は不景気のどん底で、街を歩くサラリーマンたちが疲弊しきっているのを目の当たりにしました。私は美容師として何ができるのか…?そう考えたとき、“ヘアスタイルを美しくし、たくさんのお客様を笑顔にする”という答えにたどり着いたんです。

「何々してくれてありがとう!」そんなお客様の喜びと笑顔の数を集めていくことで、たくさんの人を幸せにできることが実感できる環境。これが私の誇りです。

ラレヴのこだわりについて教えてください。

一人ひとりのキレイをもっともっと引き出したい。そのため当店では“お客様にいま必要な技術を提供すること”を第一に考えています。お客様がたとえパーマスタイルをオーダーされても、クセ毛を生かしたスタイリングでパーマ感を出せるのであれば、カットで作り上げることもあります。だって髪にダメージを与えないことが、理想のデザインを作り上げる近道ですし、技術さえ持ち合わせていればカットでお悩みを補正することができる場合があります。
美容師としてプライドを持ち、お客様のお顔立ちや髪質にあったヘアスタイルを提供させていただくことはもちろん、トレンドにとらわれるだけでなく、お客様の魅力を最大限に引き出すスタイル提案をモットーとしています。

ヘアケア剤も豊富に扱ってらっしゃるのが印象的です。

取り扱うプロダクツもこだわりを持ち、お客様にご納得していただいたもののみが店内に並んでいます。私の言葉でいうと、美容室のコンビニというイメージです(笑)。プロダクツを豊富に揃える理由は、ひとつは1年で換算するとヘアサロンに通っていただく日数はごくわずかで、ご自宅でのお手入れが大切であること。もうひとつは、スタッフとお客様のコミュニケーションツールにしてほしいという思いからです。

現在、ヘアサロンに来店されるお客様の年齢層で、最も多いとされているのが40代の女性なのですが、20代のアシスタントと40代のお客様の共通の話題って、なかなかないものですよね。お客様にもメリットになり、アシスタントも困らない話題をひとつ挙げるとすれば、ヘアケアだと思うんです。当店では、アシスタント教育の一環として、ヘアケア剤のプレゼンを導入しています。ヘアケア剤をコミュニケーションツールに、お客様との距離感を縮めることで、私のお客様をどんどん引き継げたらと考えています。

そのほか、教育システムとして行っていることを教えてください。

さまざまな可能性を秘めた一人ひとりの力を存分に伸ばしてほしい。そんな思いから、営業後の練習は強制せず、アシスタントに一任するスタイルを採用しています。当店でいちばん大事にしているのは、お客様に笑顔と元気を与えること。そのためにはスタッフが寝不足や体調不良で笑顔がなければ意味がないですから。とはいってもアシスタントが成長できるか否かは練習次第。ON・OFFのスイッチを上手に切り替えて、取り組んでもらえたらと考えています。
また、美容師は技術も、営業力も、接客力も求められる仕事です。どれかひとつだけ磨いたところで、スーパープレイヤーになれるわけではありません。バランスが大事です。お客様へのお声がけの仕方をはじめ、日々のサロンワークからものにできることは数多くあります。人は十人十色であり、コミュニケーション術にマニュアルはありません。ですから私とお客様のやりとりから、多くのことを盗んでいただけたらと思っています。それにパーソナルが加われば、その人らしさのある“売れる美容師”に近づけるはずですから。

貴店で働くメリットを教えてください。

「ここで働いたらどこでも通用する」。自営業のお客様からよく言われるお言葉です。確かにラレヴでの毎日は厳しいかもしれません。なぜなら、最終目標がスタイリストデビューではなく、“売れる美容師”になることだからです。そのためには技術も、営業力も、接客力も必要だからです。私の経験上、若いときにラクして売れる美容師にはなれないと考えます。そんな甘い業界ではありません。

あとはラレヴが目指しているのは、所属するスタッフが豊かになれる経営です。ラレヴはスタッフの給料システムに歩合給を導入し、できるだけ一人でも多くのスタッフが、少しでも多くの給料を受け取れるよう、還元制度と名付けた給料システムがあります。“売れる美容師”という目標を、多くのスタッフに叶えてもらうことが私の喜びであり、オーナーとしての責任ですから。
そして、ラレヴはスタッフみんなのものです。この環境を継続することによって、少しでも豊かな人生を分かち合える仲間を増やしていきたいと思っています。

ラレヴで働いてほしいスタッフ様の人物像を教えてください。

とにかく人と接することが好きな人。人を楽しませるのが好きな人。人を笑顔にするのが好きな人。そのために頑張れる人に来ていただきたいです。お客様を接客するにしろ、スタッフ間で連携をはかるにしろ、美容師はすべての場面で対人の職業です。技術の勉強はいくらでもできますから、向上心のある人来ていただけるととてもうれしいことですね。
もちろん、当店の受け入れ体制も整えなければなりません。美容業界ではこれまで残業という概念はなかったので、私も以前勤めていた会社では深夜までアシスタントの練習に付き添っていました。閉店後に練習するのも、自分の技術を磨くために自発的にやってましたし、その場所を会社は無償で提供してくれているので、お互いにメリットがあるから金銭的な話にはならなかったんです。「今どきの若者はダメだ」。そんな言葉はよく耳にしますが、責任転嫁するのではなく、今の時代に自分たちをフィットさせていくことも必要です。変化し続けたものだけが残るのは、美容業界だけに限ったことではないんです。そのためには人員を確保すること。スタッフ同士がサポートし合い、掃除など一人あたりの負担を軽減することがいちばんだと考えます。

これからのビジョンを教えてください。

今の店舗をベースに店舗を拡大し、人の循環を作り、役職を増やし、新人を受け入れる余裕が生まれるという、一人ひとりの希望を叶える受け皿を作り続けられたらと思います。とにかく挑戦し続けたいですね。振り返ってみると私の人生は、いつもいばらの道。目の前に転がっているチャンスを見逃さず、チャレンジし続けたからこそ今があるんだと感じています。分かりやすく言うと、壁は乗り越えるためにあるもの。壁はあなたが乗り越える能力があるからこそ、そこにあるんだと思います。

だからスタッフにもやりたいことにはどんどんチャレンジしてほしいですね。もちろんバックアップするつもりでおりますので。今後もスタッフの幸せを現実化させる会社であり続け、未来を切り開いていきたいと思っています。

最後にメッセージをお願いします。

先ほどもお話ししましたが、せっかく美容師をしているなら、“売れる美容師”を目指し、輝く道を進みたいですよね? そのノウハウは私の実体験をもとに指導します。独立希望の方は、技術以外の必要知識も学ぶ事も出来ますし、「独立するよりもスタッフとして安定して働き続けたい」「経営幹部として会社を作り上げていきたい」といった希望にも沿った、たくさんの『やりがい』と『チャンス』があります。希望を聞きながら、あなたが活躍できるステージを用意しています。
だから、是非チャレンジしてほしいですね。不器用だからとか、物覚えが悪いからとかではなく、一人前のスタイリストになるためには、人一倍の努力と「人が好き」という気持ちがあれば充分です。安心して飛び込んできてください。お会いできる日を楽しみにしています。

           

      

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